モリンガは無農薬で栽培するべき?

モリンガという植物をご存じですか?健康食品やサプリメントにも使われる事が多く、健康や美容意識の高い人からは高い評価を得ています。この記事ではモリンガの基本情報や利用方法、栄養素や効能、そして無農薬で栽培する意味などについて紹介します。

記事を読んだ後にはモリンガが更に身近に感じ、生活の中に取り入れていきたいと思うのではないでしょうか。

モリンガとは

モリンガとはワサビノキ属ワサビノキ科の落葉樹です。インドやアジア各国、アフリカなど熱帯、亜熱帯地方に広く自生しており、日本ではあまり馴染みの無かった植物ですが、その注目度の高さから沖縄や九州などで栽培されるようになってきました。

原産地である北インドでは食材としてはもちろん、伝承医学「アーユルヴェーダ」にて300もの薬効があるとされており、紀元前からメディカルハーブとして珍重されています。90種類以上の栄養素がバランスよく含まれている点や、300種類もの効能効果が確認されている事から「奇跡の木」や「生命の木」とも呼ばれています。

またモリンガは成長するために、他の植物の20倍以上の二酸化炭素を吸収しており、環境保護にも役立つという点も高い評価を受けている理由です。

モリンガの利用方法

モリンガはほとんどの部分に利用価値があります。例えばインドで鞘が広く食されており、色々な家庭料理に使われています。熟した種子は炒ってそのまま食べられますが、オイルにしても重宝されます。味や香り、色はなく、酸化しにくいという特徴があるため、ドレッシングや画材、軟膏など幅広く活用出来ます。

ちなみに種子油を作るために絞って残った搾りかすは、粉末にして汚水に投入すると、不純物が下に沈んで水が浄化されるので、汚染水の浄化作用としても役立ちます。その他、栄養豊富な葉は貝や甲殻類の毒素を中和する効果があり、料理に使ったりお茶にして飲みます。

また樹皮や根、根皮は乾燥させ、治療の目的に合わせた煎じ薬となって多くの人の体をサポートしています。

モリンガに含まれる栄養素

モリンガは、様々な可食植物の中でも最も栄養価が高いと言われています。例えば葉の中には繊維質や鉄分、カルシウム、葉酸、ビタミンE、ポリフェノールなどが含まれていますが、繊維質はレタス以上、鉄分はほうれん草以上、カルシウムは牛乳以上、ビタミンEは卵以上と、基本栄養素を多く含むとされる素材を超える量を含んでいるのが特徴です。

たんぱく質・炭水化物・脂質といった3大栄養素に加え、ビタミン類はB1・B2・C・Eなど11種類、バリン・ロイシン・イソロイシンなど9種類の必須アミノ酸にセリン・アスパラギン酸など9種類の非必須アミノ酸、発芽玄米の約20倍の量のギャバ、ビタミンのような働きをするイノシトールなど、栄養成分を全て合わせると90種類にも及びます。

単体でこれほど豊富な栄養成分を持つ植物は他にありません。人の体に必要な栄養素が万遍なく摂取できるのがモリンガの良さで、貧しい地域の妊婦や授乳婦、乳児の栄養失調の治療や予防にも役立てられています。そしてたんぱく質を含む植物という点も非常に珍しい特徴ですが、動物性食品を食べないビーガンやベジタリアンの栄養補助としても多く活用されています。

また食物繊維に関してはゴボウの4倍と含有量が高いですが、水溶性と不溶性がバランス良く含まれているため、便秘解消やダイエットにも有効とされています。

モリンガの効能

スーパーフードと呼ばれるモリンガだけあって、様々な効能も期待出来ます。まず葉の部分は強力な抗酸化作用があり、酸化ストレスによる早期の老化や、糖尿病・高血圧といった生活習慣病を予防します。さらに免疫力を高める、ホルモンバランスを整える、肝臓や腎臓を活性化させる、便秘や不眠症の改善などにも効果的とされています。

また食材としても多く使われる鞘や種は、口臭の抑制や虫歯予防、疲労回復、胃潰瘍や胃ポリープ予防に効き目があるとされています。香水の香料としても有名な花の部分は、古くから男性の強壮剤、利尿剤としても使われており、花を絞って作るジュースは喉の痛みやカタルも緩和させます。

そして根には高いデトックス作用があり、腸内に溜まったガスを取り除いていきます。その他、滋養強壮や壊血病の治療、リウマチや関節痛の湿布薬としても活用されています。モリンガは薬では無いため絶対に効く訳ではありませんが、栄養素とともに高い薬用効果もある事は間違いありません。

実際アーユルヴェーダなどの民間療法においては、抗酸化作用や抗アレルギー作用、血圧やホルモンのコントロール、免疫システム強化など多くの薬効が認められています。

モリンガを無農薬で栽培する意味

豊富な栄養素が含まれており、様々な効能も期待出来るモリンガですが、モリンガが含まれているものなら何でも良いという訳にはいきません。サプリメントやパウダー、お茶など様々な商品が出回っていますが、農薬や添加物が多く含まれていると体のために摂取しているとは言い難い状況になります。

1~2回の摂取ならまだしも、ほぼ毎日のように体に取り入れていくと、有害物質がどんどん溜まっていきます。蓄積された有害物質はアトピーやアレルギー、癌など様々な病気を引き起こす原因にもなります。せっかく体に良いものを取り入れるなら、添加物や農薬が使われていないモリンガを選ぶ事が大切です。

一つ注意しなければいけないのが無農薬栽培と謳っているケースで、確かに農薬は使われていないものの、肥料に様々な薬品が混ぜられている事があります。体に不要なものを全て排除するには、農薬だけではなく肥料にも薬品を使わず、土壌菌などを活用しながら栽培しているモリンガを選ばなければいけません。

実際のところ、無農薬で一切薬品を使わない栽培は非常に大変です。除草作業も除草剤を使わないので全て手作業となり、相当な労力と時間を要します。手間暇かけている分、コスト重視の商品よりも割高にはなりますが、モリンガの豊富な栄養素を余すことなく安心して摂取出来ます。

体のために質の良いモリンガを選ぼう

モリンガに含まれている栄養素、期待出来る効能などについて知ると、俄然モリンガが含まれる商品に興味が出るかもしれません。モリンガ人気とともに商品も多く見かけるようになりましたが、体の事を思うなら無農薬・無添加のものを選ぶ事が大事です。

無農薬・無添加であれば継続しても体に負担がなく、安心して体に必要な栄養素も取り込めるのです。